暗雲?!?負の不動産引き取りの現在地

更新日:2024-11-21

暗雲?!?負の不動産引き取りの現在地

『引き取り会社急増!相談先に注意』

相続土地の国庫帰属制度がスタートしてから
不動産を有料で引き取りする事業者が急増しました。
私が調べた限り、インターネット上の業者は
制度の開始前後で、およそ5倍増です。

引き取り業者が増える要因は、
売れなくて困っているお客様が
全国に多数いらっしゃり、最後の頼みの綱として
藁にもすがる思いの方が多いからです。

弊社の関連会社LandIssues株式会社も
毎月80件ものご相談があります。
ホームページ:https://land-issue.com/

【悪徳業者が多い】

宅地建物取引業の法律の傘に入らなくても
引き取り自体することができてしまいます。
つまり、
誰でもいつでも引き取りすることができます。
引き取りの参入ハードルが低く、悪巧みする
業者が後を絶ちません。

どのよう悪巧みかといいますと…

  • 引き取り料金を所有権移転前に先払いさせ、
    そのまま連絡が取れなくなる
  • 引き取る代わりに、ほかの不動産を
     押し付けられる(もっとひどい不動産)
  • 高額な引き取り料金を請求される
  • 所有権移転後、何かしら理由をつけて
     元所有者のお客様にお金を支払わせる

このようなことが起きています。

このほかにも、
引き取るだけ引き取りして、
管理や税負担もせず放置し、先々に
計画倒産したり、身寄りのない方へ
法人を譲渡します。

そうすると、集めた引き取り料金だけ
他の法人に移したりして、負の不動産だけ
国などに押し付けることをします。

おそらく、90%以上の業者は
このようなことをしています。

【大切なお客様を守るために】

業者の選び方と、進め方をお伝えします。

選ぶポイント

インターネット上にある業者でも、
宅建業免許がない、代表者の顔写真がない、
事業理念もないところがあります。

管理だけするところもあるようですが、
所有権が移転しただけで、
日本社会にとってはあまり意味がありません。

引き取りの進め方

引き取り料金の支払いは、
所有権移転が完了したことを
お客様が確認したあとがベターです。

不動産取引の慣行は、
ご契約時ですが、
これだと本当に移転登記をしてくれるか
分かりません。

上記の5つのポイントを押さえているところや
進め方をしてくれる業者に
相談することを推奨します。

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