知らないと大損?相続登記義務化の注意点は?

更新日:2024-11-28

知らないと大損?相続登記義務化の注意点は?

相続登記が義務化

専門家の大半は周知のことかと思いますが
一般的にはというと、
「親や相続のことを考え始めている」という方は
知っているが、まだまだ周知されていない印象です。

私が相談を受けて感じることは
<親から相続人に不動産の名義を変える作業>
程度でしか捉えていないことです。

  • 遺言はあるのか
  • 遺産分けの話し合いはスムーズなのか
  • 登記名義人は被相続人であるのか
  • 意思判断能力は問題ないのか

『相続登記』はあくまで結果であり
それに至る確認や作業がえらい大変になることもあるわけですよね。

相続が発生してから、スムーズに終わればいいですよ?
もし数年かかるようなことになると
優遇税制が使えず税負担が増え、
遺産額が目減りすることもあり得るわけです。

  1. 相続税 ✖小規模宅地の特例などの税軽減特例
  2. 譲渡所得税 ✖相続空き家の 3000 万円控除や取得費加算

遺産分けが特例期限内に完了すれば①は OK
相続登記すれば OK なのは②ですね。

相続発生から起算して 3 年とか 3 年 10 カ月とか
適用できる期限が設けられていますから、留意しなくてはいけませんね。

つまり・・・

相続登記義務化のことだけでなく、
諸税への影響のことも併せてお伝えすることが
重要なのではないかと考えます。

さらに・・・

できれば親の生前に、
遺産分けがスムーズに終わるように
遺言残すとか、家族で話し合いを
進めておくことが大切ではないでしょうか。

まとめ

  • 税の専門家が見る世界
  • 法の専門家が見る世界

不動産相続は絡み合いますから
税と法をクロスしてお客様の
サポートが必要ですね。

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